昔ながらの節約術といえば、何を思い浮かべますか?
電気をこまめに消す。チラシをチェックする。スーパーの特売日に走る。
そして、忘れてはいけないのが……
「お風呂に水入りペットボトルを沈める!」
これ、本当に水道代が安くなるのでしょうか?
毎日せっせとペットボトルを沈めた結果、年間いくら節約できるのか。
気になったので、計算してみました。😂
結論からいうと、2Lのペットボトル3本で節約できる水道・下水道料金は、試算上1回約1.4円、年間約526円です。
※この記事は公表されている料金目安を使った計算上の検証です。実際にペットボトルを浴槽に沈めて実験した記事ではありません。
お風呂にペットボトルを沈めると節約になる仕組み
この節約術の仕組みは、とてもシンプルです。
水を入れたペットボトルを浴槽に沈めると、その分だけお湯の水位が上がります。
つまり、いつもと同じ水位までお湯を張る場合、ペットボトルが押しのけた体積の分だけ、お湯を減らせるという考え方です。
2Lのペットボトルを3本使えば、最大でおよそ6L分の水量を減らせる計算になります。
ただし、これはボトル全体が水中に沈み、同じ水位で給湯を止める場合の話です。
水入りペットボトルは浮力で浮くこともあり、実際の節水量が必ず6Lになるわけではありません。
ペットボトル風呂の水道代はいくら安くなる?
では、ここからが本題です。
東京都水道局は、家庭の節水額を説明する際に、上下水道料金と消費税を含む目安として1Lあたり0.24円という単価を使用しています。
この単価は過去の調査に基づく試算用の数字であり、2026年現在の全国共通料金ではありません。
今回は比較しやすいように、この金額で計算します。
2Lペットボトル3本なら1回約1.4円
計算は次のとおりです。
6L × 0.24円 = 1.44円
つまり、1回のお風呂で節約できる上下水道料金は、約1.4円です。
……えっ?
1円ちょっと!?😂
もう少し大きな金額を期待していた方もいるかもしれません。
でも、毎日続ければ積み重なるはずです。
そこで、1か月と1年間の金額も計算してみました。
毎日続けた場合の節約額
| 期間 | 節水量 | 上下水道料金の節約額 |
|---|---|---|
| 1回 | 6L | 約1.44円 |
| 30日 | 180L | 約43円 |
| 365日 | 2,190L | 約526円 |
※1Lあたり0.24円、毎回6L減らせると仮定した単純計算です。実際の請求額は料金体系や使用量によって異なります。
1年間、毎日続けて約526円。
毎晩ペットボトルを浴槽に入れて、出して、片付けて……。
その努力の結果が、年間500円ほどという計算になりました。🤣
もちろん、少しでも水を大切に使うことには意味があります。
ただ、節約の手間に対して金額が大きいとは言いにくそうです。
ペットボトルの本数を増やしたらどうなる?
「3本で足りないなら、もっと沈めればいいのでは?」
そう思った方のために、2Lペットボトルの本数別に計算しました。
| 本数 | 1回の節水量 | 年間の節約額 |
|---|---|---|
| 1本 | 2L | 約175円 |
| 3本 | 6L | 約526円 |
| 5本 | 10L | 約876円 |
| 10本 | 20L | 約1,752円 |
※すべて完全に沈み、毎日その分だけ給湯量が減ると仮定した理論値です。
10本なら年間約1,752円!
……と言いたいところですが、浴槽に2Lペットボトルを10本も入れるのは、現実的ではありません。
もはや、お風呂に入っているのか、ペットボトルを保管しているのか分からなくなりそうです。😂
節約額だけを見て本数を増やすことはおすすめしません。
ペットボトル風呂の注意点とデメリット
計算上は節水できる方法ですが、実際に行う場合には気になる点もあります。
1.ペットボトルが浮いてしまうことがある
水を入れていても、容器の状態や中に残った空気によって浮くことがあります。
完全に沈まなければ、想定した水量を減らせない場合があります。
2.浴槽が狭くなり、入浴の邪魔になる
ペットボトルを複数本入れると、足元のスペースが狭くなります。
滑ったり、つまずいたりする危険もあるため、特に子どもや高齢者が利用する浴槽では避けたい方法です。
3.容器の衛生管理が必要になる
繰り返し浴槽に入れる容器は、汚れが付着しないように管理する必要があります。
容器の洗浄や乾燥にも手間がかかります。
さらに、浴槽のお湯は飲用水ではありませんが、容器の汚れを持ち込まない配慮は必要です。
4.熱いお湯で容器が変形する可能性がある
一般的な飲料用ペットボトルは、すべてが高温に対応しているわけではありません。
熱いお湯に入れることで変形したり、ふたの密閉状態が変わったりする可能性があります。
浴槽内に異物を入れることについて、浴槽や給湯設備の取扱説明書も確認する必要があります。
数円の節約のために、安全性や快適さを犠牲にする必要はありません。
もっと手軽に水道代を節約する方法は?
では、ペットボトルを沈める以外に、どんな方法があるのでしょうか。
東京都水道局が紹介している節水方法には、次のようなものがあります。
シャワーをこまめに止める
東京都水道局によると、シャワーを3分間流しっぱなしにすると約36Lの水を使う目安です。
1分間なら約12Lに相当します。
つまり、シャワーを1分短くするだけで、ペットボトル3本分の約2倍の水量を減らせる計算です。
ペットボトルを何本も沈めるより、こちらのほうが取り組みやすいかもしれません。
歯磨き中は水を流しっぱなしにしない
歯磨き中に30秒間水を流しっぱなしにすると、約6Lを使う目安です。
コップに水をくんで使えば、使用量を減らせます。
こちらも、日常生活で無理なく実践しやすい方法です。
お風呂の残り湯を活用する
東京都水道局は、浴槽の残り湯を洗濯や掃除に再利用する方法も紹介しています。
ただし、残り湯には皮脂や汚れなどが含まれるため、洗濯機の取扱説明書や衣類の表示を確認し、衛生面に注意して使いましょう。
特に、すすぎには清潔な水を使うなどの配慮が必要です。
参考資料:東京都水道局「節水にご協力を」
ペットボトル風呂の節約でよくある質問
Q.お風呂にペットボトルを入れると、本当に水道代が安くなりますか?
同じ水位までお湯を張る場合、ペットボトルが沈んだ体積分だけ使用水量を減らせる可能性があります。ただし、実際の節約額は小さく、容器が浮く場合などは計算どおりになりません。
Q.2Lのペットボトル3本で年間いくら節約できますか?
1Lあたり0.24円という試算用単価なら、毎日6Lを減らして年間約526円です。実際の料金や使用条件によって変わります。
Q.ガス代や電気代も安くなりますか?
沸かすお湯の量が実際に減れば、給湯に使うエネルギーも減る可能性があります。ただし、給湯方式や設定温度、追いだきの有無によって異なるため、この記事の526円には含めていません。
Q.ペットボトルを浴槽に入れる方法はおすすめですか?
節水の仕組みとしては理解できますが、転倒・衛生・容器の変形などの懸念があります。日常的な節約方法としては、シャワーをこまめに止めるなど、安全で簡単な方法を優先するのがおすすめです。
まとめ|ペットボトル風呂は節約になるけれど……
お風呂にペットボトルを沈める節約術を計算してみた結果、2Lボトル3本なら、上下水道料金の節約額は年間約526円という試算になりました。
水を大切にする発想は素晴らしいものです。
でも、毎日ペットボトルを出し入れして、洗って、保管して……。
そこまで頑張るなら、まずはシャワーを1分短くしてみるほうが手軽かもしれません。
節約は、我慢大会ではありません。
自分にとって負担が少なく、続けやすい方法を選びたいですね。
それにしても、1年間ペットボトルを沈め続けて約526円。
ペットボトルさん、365日勤務お疲れさまでした。🤣
これからも、昔ながらの節約術が今でも本当にお得なのか、数字で検証していきます。
参考資料・計算条件
- 東京都水道局「節水について」:試算用の上下水道料金単価0.24円/L
- 東京都水道局「節水にご協力を」:シャワー・歯磨き・浴槽の残り湯などの節水目安
※節約額は公表資料に基づく計算例であり、実測値ではありません。水道料金には基本料金や使用量による段階制があるため、実際の請求額が計算どおり減るとは限りません。


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